網戸を閉めても蚊が入ってくる!なぜ?解決策は?
- リフォームコラム
きちんと網戸を閉めているのに室内に蚊が!このような経験はありませんか?実はそれ、間違った窓の開け方が原因かもしれません。
電気代が上がっている今、エアコンをなるべく使用せずに窓からの涼しい風を利用して涼しく過ごそうとお考えの方も多いかと思われます。
ですが、窓は開けても網戸はきちんと閉めている状態にしているはずなのに、蚊が室内に侵入してきた経験は少なからずあるのではないでしょうか。
窓にも網戸にも隙間が無いはずなのに、なぜか蚊が通り抜けてしまっているのは、窓の開け方や網戸の劣化といった問題があるのかもしれません。正しい対策を理解して、蚊に悩まされることの無い快適な夏を過ごしましょう。
目次
蚊を侵入させない!正しい窓の開け方とは
しっかりと網戸を閉じて窓を開けていたとしても、網戸の枠と接する窓の枠の2つがぴったり重なっていないと蚊は侵入できてしまいます。
日本でよくみられる蚊の大きさは、4.5mm~5.5mmと、網戸の目よりも大きいことが一般的です。
そのため蚊は網戸の目から侵入することはありませんが、窓の開け方によっては生じた隙間を通り道にして室内へ侵入する可能性があります。
例えば、網戸(室外)側の窓を半開にした場合は一見きちんと閉じられているように見えるものの、 蚊の通り道が生み出されてしまっています。網戸を閉めているのに蚊が入ってきたという経験がある方は、この開け方を行ってしまっているのかもしれません。
虫の通れる隙間を無くすためには、家の内側の方の窓だけを開けるか、窓を全開にしましょう。
こうすることで窓枠と網戸の枠がぴったりと重なり、蚊などの虫を住宅内部に入れないようにすることが出来ます。
"外側の窓の枠と網戸の枠の2つが完全に重なっている状態にすること"が虫の通り道を無くして侵入を防ぐための重要なポイントです。このポイントを踏まえて換気を行えば、蚊に刺されて不快な思いをすることも減らせるかもしれません。
窓を全開にするよりも半開にしている方が虫の侵入を防げるように感じ、間違った開け方を行ってしまう方が多いかと思われます。正しい知識を身につけ対策を行うことで、蚊の侵入を防ぎましょう。
図解!これで虫を防ぐ!網戸と窓の上手な使い方
スライド式網戸の場合、蚊の侵入防御率を最も高められるのは次のイメージのような状態です。 |
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一方、こちらの図は、窓を半開きにしているケースです。 |
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ただ、窓が半開きの場合でも、次の図のようであればOKです。 |
網戸の劣化を見逃すな!
網戸が劣化するとどうなるの?
本来、網戸はその細かな網目をもってほとんどの虫を通さないように作られています。
しかし、劣化により網目が緩んでしまったり傷がついて穴が出来てしまったりして、網戸本来の役割を果たすことが出来なくなってしまいます。
網戸自体に隙間があると、たとえ窓の開け方に気を付けていたとしても、蚊などが網目をすり抜けることが発生するのです。
劣化による隙間をくぐることで、蚊以外にもゴキブリ・アリなどの人に害をもたらす虫が住宅内に侵入することが容易となってしまいます。
これらの害虫から家や家族を守るためにも、網戸の劣化には十分注意しましょう。
劣化の原因
一般的な用途で網戸を使用していると、5~10年程度で劣化してしまいます。
ベランダや庭に面している場所では、開閉の頻度が高いため5年程度で劣化してしまうと考えて良いでしょう。網戸の枠が歪んでいたり、開閉がスムーズでなかったりする場合は網戸が劣化しているサインです。
また、窓サッシの掃除を怠りサッシ部分にゴミが溜まってしまうことでも網戸の開閉がスムーズではなくなります。
力任せに開閉を行ってしまうと網戸のゆがみや破損に繋がる可能性があります。定期的な窓サッシの掃除も、網戸の劣化を早めないために大切なポイントです。
また、もしすでに劣化サインが見受けられる場合は、劣化部位に応じて網戸全体または網部分のみの張り替え交換を行うことがおすすめです。
さらに本格的な防虫には「虫イヤネット」!
「蚊もイヤだけど、他の小さな虫が入るのもイヤ!」「ベランダに出たいけど虫が網戸にたくさん付いているので開けるのが怖い......。」
そんな悩みを抱える方には、 「虫イヤネット」がおすすめです!
「虫イヤネット」とは、従来の網戸より細かい網目と薬剤の相乗効果によって虫をとどまりにくく、また侵入しづらくする効果 を持つ機能性網戸の1種です。
一般的な網戸のサイズは1つの網目の一辺が1.2mmですが、「虫イヤネット」は1.0mmと20 %も小さな網目となっています。 そのため蚊よりもさらに小さな羽虫などの侵入を防ぐことが可能です。
また、ネット全体に含まれた薬剤により、虫が網戸に触れた際に薬剤が効果を発揮し、虫を網戸に留まらせません。
特殊な臭いや人体・ペットへの害が無い特別な薬剤を使用しているため、健康面でも安心できる製品です。薬剤は揮発や蒸発を起こすことがなく、約5年持続する効果を持つため、網戸の張り替えに合わせて「虫イヤネット」への変更を検討するのも良いでしょう。
ドアからも侵入防止!ドア用網戸と採風ドア
ドア用網戸 リクシル しまえるんですα
蚊の侵入経路は窓だけではありません。同じ開口部であるドアも要注意!とはいえ、玄関は出入りの度に砂やほこりが入りやすいのでドアを開け放して換気をしたいという方もいらっしゃると思います。
そこでおすすめなのが、リクシルの玄関・勝手口ドア用の網戸「しまえるんですα」です!
この商品は何度も開けたり閉めたりするドアに設置可能な耐久性と、網戸の必要が無い季節には簡単に取り外しができる操作性があります。 取り外してからの丸洗いも簡単な商品です。
採風ドア リクシル リシェント採風タイプ
ドア用の網戸の他に、風を通す入口と出口が作られた玄関ドアもおすすめです!
リクシルの玄関ドア「リシェントの採風タイプ」では、採風部分に網戸があるので蚊の侵入をブロックすることができます!
玄関ドア自体は鍵をかけながら換気出来るので、防犯性にも優れています。玄関と言うこもりがちな空間も、安心して空気を入替いただけるので、ぜひこちらもご検討されてみてください。
網戸の取り換え、ドアのリフォームはPATTOリクシル マド本舗 つくば住生活にお任せください!
ここまで、網戸を閉めているつもりでも室内に蚊が侵入してしまう原因とその対策方法と開口部のおすすめ商品をご紹介してきました。
網戸の枠と外側の窓枠の合わせ方に気を付けて、蚊の侵入経路を断ちましょう。網戸やドア自体をリフォームで蚊が侵入しにくいものにされるのもおすすめです。
PATTOリクシル マド本舗 つくば住生活では、リクシル認定のプロによる窓・ドアなどのリフォームを承っております。
今回ご紹介した機能性網戸「虫イヤネット」への張り替え、ドア用の網戸「しまえるんですα」・リクシルの玄関ドア「リシェント採風ドア」のほかにも、様々なご相談を受け付けております!
ぜひお気軽にお問い合わせください!